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同じものが見えているか?

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昨日、早朝アルバイトの帰り道、彼岸花の帯列の横にかわいいピンクの花が一輪咲いていました。この花も、毎年、同じ場所に咲くんです。

今日は、長年研修を担当している部品メーカーさんの新入社員フォロー研修のため、山口に向かっています。

台風で、東海や関東の交通機関に大きな影響が出ていて、大変だな〜と他人事のように思っていたら、東京からの新幹線が全部運転見合わせなので、予定より早めに家を出ました。
先日、人身事故に巻き込まれて、東京で2時間足止めを食らったばかり。
私は、こういうアクシデントに遭遇する確率がかなり高いので、いつも早めに行動したり、先を見越して準備を整えるようにしています。

予期せぬことやトラブルが起こらないのが一番なのですが、平和な状態では培えなかったスキルや知恵が身についたので、ありがたいことだと思っています。どんな経験も、自分を育ててくれます。

同じものを見て、あれこれ話し合いたいけど、相手にはそれが見えていないし、見せられないときどうすれば良いか?

皆さんならどうしますか?

この状態は何を意味しているか?というと、管理職やベテランの社員、講師が、新入社員など、自分と世代や年齢に差がある社員を指導する状態です。

管理職やベテラン社員は、自分には見えているけど、相手の見えていないことがすぐにわかります。
そして多くの方は、見てほしいものを言葉で説明しようとします。
でも、どんなに具体的に説明しても、触ったり見たりしたことがないものをイメージするのは難しいんです。

わかってもらえない苛立たしさを「常識がかない」とか「当たり前のことなのに」と、相手に問題があると結論づけてしまっています。

特にコロナ感染拡大などにより、「見えているものが違う」という状態はさらに広がってきたと思います。

私はいつもどうしているか?というと、
相手のところまで行って、見えているものが何かを確かめます。

その人の近くにあって似たようなものかあれば、それを使ってやりとりをしてみる。
もし、断片的にでも、見えているんだったら、一緒に見えていない部分を見えるようにしていく。

長年研修を生業にしていますが、ずっと大切にしていることです。
言い換えれば、現状の正確な把握です。
経験を積めば、相手の現状がパッと把握できるようになります。
しかし、それは自分の視点での把握であって、相手視点でではありません。
だから相手に確かめる必要があります。

私が今見えていることは、あなたと同じものですか?

新入社員の年齢はすでに孫に近いレベルになりました。でも、私はギャップを感じていません。いつもワクワクしています。
だって、自分には見えていないものや、見たことのないものを一緒に見れるわけですから。





by danbell1960 | 2022-09-24 06:59 | 思いつくままに | Comments(0)

仕事や日々の生活の中で体験した出来事や思いを綴ります


by 大西 恵子