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機能を改善する仕事

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明け方、寒くて目が覚めました。昨年が暖かかっただけに、今年の寒さは厳しく感じます。
今日はこれから、JR2本と新幹線を使って、広島の東北部にある店舗へ。訪れるのは1年ぶりです。

昨日訪問した店舗も、1年ぶりの訪問でした。

15年前から担当させていただいている店舗改善指導は、比較調査を含めると訪問は1500店を超えました。
抜き打ちの覆面調査から始まって、全店の改善指導、周辺の競合他店の比較調査と改善指導と内容が変わっていきました。
どのようなご要望にも、現状にしっかり向き合い、店舗の皆様との信頼関係を深めながら担当し続けています。

皆様の成長の様子、悩みを共有して一緒に泣き、成果につながったことを一緒に喜び、感動的な場面に今も、数多く立ち会っているやり甲斐のある仕事です。
今は、店舗から訪問依頼を受けて、さらによりよい店舗づくりのためのご提案に回っています。
出来ているところと、もう少し取り組みを続けると良くなるところ、皆様が気づいておられない大切なところを見極めて整理し、次の行動につながるように言葉を選んで伝えています。

何よりも嬉しいのは、工夫が感じられることや成果が出ていることをお伝えしたときの、皆さんの表情です。
満面の笑みで、イキイキされていて、それが次の行動のエネルギーになっているように思います。

調査、現場指導、研修の仕事に携わって約32年。
これらの仕事に共通しているのは「改善」です。接客を伴う企業で言えば、お客様の期待を超えるサービスにつながる取り組みもその一つです。しかし、私はお客様に対することの前に、担当している仕事をしやすくするための提案を行っています。

担当者の負担になること、無理をしていることの上には、どんなによいサービスも成り立たないのです。

「改善=問題を解決する」と思われがちですが、問題が起きる手前の状態、問題にはならなくても不自然な状態もあります。

長年やっていて、それが当たり前になっているけれど、実は時間や手間がかかっていたり、人によるバラつきが生じていることなどです。

それに気づけるのは第三者の新鮮な視点。目に見えることだけでなく、目に見えない意識レベルも含め、
「こうしてみたらどうでしょうか?」と提案し、仕事がしやすい環境を整えるお手伝いも改善と捉えています。

問題解決というより「機能を改善する」ということ。

昨年、プロフィールを作成する中で、
「機能改善士」という肩書きを作りました。(現在、®️マーク申請中)
今後は、これまで培ってきたノウハウを体系化しながらさらにクオリティを高め、問題が起こらない組織づくりのプロフェッショナル「機能改善士」として、活動していきたいと考えています。


by danbell1960 | 2021-01-20 06:45 | 仕事の記録 | Comments(0)

仕事や日々の生活の中で体験した出来事や思いを綴ります


by 大西 恵子